電子CADおすすめソフト6選!電気エンジニアが用途別に比較!

電子回路や基板設計の現場では、設計スピードと正確性の両立が常に求められます。近年は電子CADの選択肢が増え、無料で使える回路CADや高機能なEDAツールまで幅広く揃っています。一方で、種類が多すぎて自社や自分の業務に合うソフトを判断しにくいと感じる電気系エンジニアも少なくありません。回路図作成、PCB設計、将来的な拡張性をどう考えるかで、適した電子設計ソフトは大きく変わります。

本記事では、現場で設計に携わる電気エンジニアの視点から、電子CADを選ぶ際に押さえるべきポイントと、目的別におすすめできるソフトを整理していきます。

電気CADソフトの導入がおすすめな企業

電気CADソフトの導入がおすすめな企業

電気CADソフトは、単に図面を描く道具ではなく、設計業務そのものを効率化し、属人化を抑える役割を担います。しかし、今まで手作業や汎用ツールで対応してきた企業ほど、業務量の増加や仕様変更への対応に負荷を感じやすい傾向があるのも事実です。

設計品質を維持しながら作業時間を短縮し、限られた人員でも安定したアウトプットを出すには、業務内容に合った電気CADの導入が有効といえます。ここでは、どのような課題を抱える企業に電気CADソフトが向いているのかを解説します。

設計図や施工図の作成に時間がかかっている

設計図や施工図の作成に多くの時間を要している企業では、作図作業そのものが業務のボトルネックになっているケースが少なくありません。汎用CADや手書きに近い方法で対応している場合、配線の修正や機器の差し替えが発生するたびに、同じ作業を繰り返すことになり、作業効率はどうしても下がります。

電気CADソフトを導入すると、回路図や配線情報をデータとして一元管理できるため、過去の設計を再利用しやすくなります。シンボル登録や部品ライブラリを活用すれば、毎回ゼロから図面を作成する必要がなくなり、設計スピードの底上げが期待できます。

また、自動配線チェックやルール設定機能を備えたソフトであれば、ヒューマンエラーの防止にもつながります。図面修正のたびに確認作業が増える状況と比べ、設計品質を保ちながら作業時間を短縮しやすい点は大きなメリットです。結果として、設計にかかる工数を抑えつつ、他の業務に時間を割ける体制づくりにもつながります。

機器の変更があった時の対応が大変

設備更新や仕様変更によって使用機器が変わると、その影響は図面全体に及びます。手作業や汎用CADで作成した図面では、機器一つの変更が配線や回路構成の見直しに直結し、修正漏れや整合性の確認に多くの時間を取られがちです。変更内容が増えるほど、どこを直したのか分からなくなる不安も生まれます。

電気CADソフトを活用すれば、機器情報と回路図が連動して管理されるため、部品の差し替えや定格変更にも柔軟に対応しやすくなります。回路CADや基板CADでは、関連する配線や属性情報が自動で更新され、修正範囲を把握しやすくなる点が特長です。

さらに、変更履歴を残せる機能があれば、設計の経緯を追いやすくなり、後から修正理由を確認する場面でも混乱を防げます。結果として、機器変更への対応スピードが向上し、急な仕様変更が発生しても現場全体の負担を抑えた設計運用が可能になります。

専門知識のある従業員が不足している

専門知識を持つ電気系エンジニアが不足している企業では、設計業務が特定の担当者に集中しやすく、引き継ぎや教育が大きな課題になります。経験者でなければ図面の意図を読み取れず、修正や確認に時間がかかる状況も珍しくありません。このような環境では、担当者不在時の業務停滞や品質のばらつきが起こりやすくなります。

電気CADソフトを導入すると、設計ルールや回路構成をデータとして蓄積できるため、ノウハウの共有が進みやすくなります。シンボルやテンプレートを活用すれば、一定のルールに沿った図面作成が可能となり、経験の浅い従業員でも作業に取り組みやすくなります。

操作性に配慮されたUIを備えたソフトであれば、学習負担も抑えられます。結果として、人に依存しすぎない設計体制が整い、限られた人員でも安定した設計業務を継続しやすくなります。

無料・有料どちらがいい?それぞれのメリット

電気CADソフトを検討する際、多くの企業が最初に悩むのが無料ソフトと有料ソフトのどちらを選ぶべきかという点です。回路CADや基板CADの分野では、無料でも高機能な電子設計ソフトが存在し、試験的な導入や小規模な設計であれば十分に対応できる場合があります。

一方で、業務として継続的に利用する場合には、サポート体制や機能面で有料ソフトの強みを実感する場面も増えてきます。ここでは、無料と有料それぞれの特徴を整理し、どのような企業に向いているのかを確認していきます。

無料ソフトが向いている企業

小規模な設計や試験的な運用を考えている企業には、無料の電気CADソフトが向いています。コストをかけずに回路図や基板設計の基礎を学びたい場合や、導入前に操作感を確かめたい場合にも適しています。無料ソフトはライセンス費用が不要なため、初期投資を抑えたい企業でも導入しやすい点が大きなメリットです。

基本的な回路図作成や部品配置といった機能が揃っていれば、日常的な図面作成業務の大部分をカバーできるケースも多くあります。特に設計規模が限定的で、複雑な自動配線や高度なルールチェックを必要としない業務であれば、無料ソフトで十分対応可能です。

また、無料ソフトはコミュニティやユーザーによる情報発信が活発なことが多く、操作方法やトラブルシューティングを検索で解決しやすい点も利点です。新たにCADを導入する現場で、まずは無料で始めてから必要に応じて有料ソフトへ移行する、といった段階的な導入戦略にも適しています。これにより、機能や操作性を実際に確認しながら、自社に最適な環境を見極めることが可能になります。

優良ソフトが向いている企業

有料の優良ソフトは、設計業務が日常的で規模が大きい企業に向いています。複雑な回路や大規模な基板設計が必要な場合、無料ソフトだけでは機能面や効率面で物足りなさを感じることが増えます。有料ソフトはより高度な機能が標準搭載されており、自動配線支援や詳細なルールチェック、部品ライブラリの充実など、業務の幅を広げる設計支援が可能です。

また、長期的に安定した設計環境を構築したい企業にとっては、サポート体制や定期的なアップデートが重要な判断基準になります。有料ソフトにはベンダーによる技術サポートが付属していることが多く、トラブル発生時や操作方法の確認が必要なときに迅速な対応を受けられる点は大きな強みです。ライセンス形態も企業向けに柔軟なオプションが用意されていることがあり、複数人での利用やネットワークライセンスの管理も容易です。

さらに、将来的な設計標準化やデータ資産の蓄積を見据えると、有料ソフトの安定性や継続的な機能強化は大きな価値になります。結果として設計品質と生産性を高め、競争力のある開発体制の構築に寄与します。有料ソフトは初期コストこそかかりますが、長期的な視点で投資対効果を見極める企業に適しているといえます。

自社に最適な電気CADソフトの選び方

自社に最適な電気CADソフトの選び方

電気CADソフトを導入する際、無料か有料かを考えるだけではなく、自社の設計業務に適したソフトを選ぶ目線が重要になります。どんなに評判の良いツールでも、操作が難しかったり、必要な機能がなかったりすると現場で使いこなせません。また、サポート体制やランニングコストも長く使ううえで無視できないポイントです。ここからは、具体的にどのような観点で電気CADソフトを評価すべきかを整理します。

必要な機能が搭載されているか

電気CADソフトを選ぶとき、必要な機能が揃っているかを見極めることは現場での設計効率に直結します。回路図や基板設計を行う際、単に線を引くだけでなく、部品ライブラリ、ネットリスト生成、自動配線支援、ルールチェックなど業務の性質に応じた機能が求められます。必要な機能が欠けていると、作業を別のツールで補完したり手作業で対応したりする必要が生じ、その分ミスが増えたり時間がかかったりします。

例えば大量の部品配置が必要な基板設計では、自動配線や配置最適化の機能があると効率が大幅に向上します。回路図レベルの設計のみであれば、ネットリスト作成やシンボル編集、接続チェックがしっかりしているかを確認することが重要です。その他にも、ビューワー機能や出力フォーマットの豊富さなど、設計データの共有や加工に役立つ機能の有無も検討材料になります。

機能の評価は単純に多い方が良いというわけではなく、自社の業務プロセスに本当に役立つ機能が揃っているかを見極めることが大切です。実際のプロジェクトに近いサンプルデータを使って試用する、機能一覧を機能要件と照らし合わせるなどして、必要な機能が不足なく搭載されているかを確認しましょう。また、将来的な業務拡大への対応力も踏まえて選ぶことが長期的な満足度につながります。

UI/UXがわかりやすいか

電気CADソフトは日常的に使う道具になるため、UIや操作性が直感的でわかりやすいかどうかは重要な評価ポイントです。操作が複雑で覚えにくいと、設計者が本来の設計業務に集中できず、作業効率が下がってしまいます。特に経験の浅いエンジニアや、部署内で共有して使う場合には、画面構成やメニューの設計、ドラッグ&ドロップなどの基本操作がスムーズであることが求められます。

また、誤操作を防ぐ仕組みやUndo機能の充実、ショートカットのカスタマイズなど、細かな使い勝手も日々の作業負担に影響します。UIが洗練されているソフトは、操作を覚える時間を短縮できるだけでなく、作図のテンポが上がり、結果的に設計工数の削減につながります。

初めて使うツールはチュートリアルやサンプルプロジェクトが用意されていると学習コストが下がりますし、表示やアイコンが見やすいデザインであれば長時間の作業でも疲れにくくなります。無料ソフトでもUIが優れているものはありますが、有料ソフトはベンダーがユーザーの意見を反映した改善を継続して行っているケースが多いため、使い勝手の良さがさらに高まっていることがあります。UI/UXのわかりやすさは、設計効率や採用後の定着にも直結するため、選定時に必ずチェックすべきポイントです。

サポートが手厚いか

電気CADソフトを業務で安心して使い続けるには、サポート体制が充実しているかを確認することが重要です。どんなに機能が豊富なツールでも、操作で迷ったりトラブルが起きたりしたときに迅速に解決できないと、現場の生産性が落ちてしまいます。特に複雑な回路や基板設計を行う場合、特有の疑問や仕様に関する問い合わせが発生しやすく、サポート対応の質が設計効率に直結する場面もあります。

良いサポートは単に問い合わせに応じるだけでなく、ドキュメントやチュートリアルの充実、ユーザーコミュニティの活発さ、バージョンアップ時の情報提供などさまざまな側面があります。特に社内で複数人が使う場合や、初心者が導入する場合には、教育コンテンツや動画マニュアルがあると学習コストを抑えられます。ベンダーによる定期的なセミナーや活用事例の共有も、業務の幅を広げる助けになります。

サポートが手厚いツールは、製品の改善にもユーザーの声が反映されやすく、長期的な利用価値が高くなる傾向があります。無料ソフトでも活発なコミュニティが存在し充実した情報交換が行われているものもありますが、有料ソフトは専任のカスタマーサポートや技術支援が受けられることが多く、複雑な設計要求にも対応しやすいメリットがあります。業務への影響を最小限にするために、サポート体制の評価は選定時の重要な判断軸になります。

費用感が適切か

電気CADソフトを選ぶ際、費用感が自社の予算や設計規模に合っているかを見極めることは大切です。ソフトの価格は無料のものから高額な有料版まで幅広く、初期費用だけでなく、ライセンス更新費用や保守費用、複数ユーザーでの利用時の追加費用なども考慮する必要があります。費用対効果を正しく評価しないと、導入後に予算超過が発生したり、機能が過剰すぎて無駄な投資になってしまったりする可能性があります。

まずは自社の設計業務の規模や頻度、必要な機能を整理して、どの程度のコストをかけるべきかの基準を定めることが重要です。小規模な設計や試験的な導入であれば無料ソフトや低価格帯の有料ソフトでも十分な場合があります。一方、複雑な基板設計や多数のプロジェクトを同時に扱う企業では、機能性やサポート体制を重視した有料ソフトが長期的に見てコストパフォーマンスが高くなることもあります。

また、費用には目に見えないコストも含まれます。操作習熟にかかる時間、トラブル対応の負担、他ソフトとのデータ互換性の有無などが設計効率に影響し、結果として人件費やプロジェクト全体のコストに響くことがあります。このため、単純な価格比較だけでなく、導入後の総合的なコストと効果を見積もることが重要です。適切な費用感のソフトを選ぶことで、経営資源を効率的に活用しつつ設計業務の品質と生産性を高めることができます。

図面作成ができるおすすめ電気CADソフト6選

ここからは、実際に図面作成ができる電気CADソフトの中から、現場で役立つおすすめの選択肢を具体的に紹介していきます。電気系エンジニアの業務は回路図やPCB設計だけでなく、設備図や見積り作成まで幅広いため、目的や設計規模に応じて適したツールを選ぶことが重要です。

完全無料で使えるものから、業務用途に耐える有料ソフトまでバランスよくピックアップしていますので、各ソフトの操作性や特長を押さえながら、自社の設計フローにフィットするものを検討してみてください。

ソフト名KiCadJw_cadRootPro CAD Free電匠plusCAD 電気αJS楽打L 電気
区分無料無料無料有料有料有料
主な用途回路図・PCB設計電気施工図電気・設備図面電気設備設計・積算電気工事全般電気工事・見積
初心者向け
自動拾い・積算×××
回路/配線チェック××
サポートコミュニティなしなし
おすすめ電気CADソフト6選の比較表

【無料】KiCad

KiCadは、実務で電子回路やPCBを触っているエンジニアなら一度は名前を聞いたことがある定番のEDAツールです。無料で使えるにもかかわらず、回路図作成から基板レイアウト、Gerber出力まで一通りの作業を問題なくこなせます。ちょっとした検討用の回路だけでなく、試作基板レベルであれば十分実戦投入できる性能です。

個人的に便利だと感じるのは、回路図とPCB設計を同じ流れで進められる点です。配線の整合性チェックや3Dビューでの確認もできるので、設計ミスに気づきやすく、後戻りが減ります。SPICEシミュレーションが使えるため、回路の挙動を軽く確認したい場面でも役立ちます。

Windows、Linux、macOSに対応しているため、職場と自宅で環境が違っても同じデータを扱えます。操作に慣れるまで少し時間はかかりますが、慣れてしまえば無料とは思えない使い勝手です。コストをかけずに本格的な電子設計をしたい現場には、有力な選択肢といえます。

【無料】Jw_cad

Jw_cadは、電気設備や施工図を扱う現場で評価の高いソフトです。電子回路向けのEDAツールとは性格が違いますが、盤図や配線図、単線結線図といった2D図面を描く用途では今でも多く使われています。完全無料でここまで普及している国産CADは珍しく、協力会社や外注先との図面のやり取りで指定されるケースも少なくありません。

実務で触っていて感じるのは、無償とは思えないほど機能が揃っている点です。線分やレイヤ管理、作図補助機能など基本操作は十分で、慣れている人であればスピード感を持って図面を仕上げられます。特に設備系や電気施工図では、専用CADがなくても実務を回せる場面が多い印象です。

JWW形式が事実上の標準になっている点も大きな強みです。電匠やJS楽打Lなどの電気CADともデータ連携しやすく、図面の受け渡し用として使える安心感があります。回路設計そのものよりも、施工寄りの図面作成や既存資産の活用を重視する現場には相性の良いCADです。

【無料】RootPro CAD Free

RootPro CAD Freeは、電気図面を描く機会はあるものの、専用の電気CADまでは必要ないという現場で使いやすい2D CADです。DWGやDXF、JWWといった主要フォーマットに対応しており、外部から受け取った図面の修正や流用が多い業務でも扱いやすい印象があります。ちょっとした配線図や設備配置図を作る用途なら、無料版でも不足を感じにくい構成です。

実務目線で助かるのは、日本語UIとマニュアルがしっかり整っている点です。初めてCADを触る担当者でも操作につまずきにくく、社内での展開や引き継ぎがしやすくなります。レイヤを細かく分けて管理できるため、電気配線と他設備を整理しながら描きたい場合にも向いています。

マウスジェスチャーによる操作や、アドインで機能を追加できる点は無料ソフトとしては珍しく、作業効率を意識した設計だと感じます。回路CADのような自動チェック機能はありませんが、汎用CADとしての完成度は高く、コストをかけずに実務を回したい現場では現実的な選択肢になります。

【有料】電匠

電匠は、電子回路設計というより電気設備工事の実務を深く理解したうえで作られている専用CADです。現場で使う設計図や施工図、申請図、盤図、系統図までを同じ流れで扱えるため、図面ごとにツールを切り替える必要がありません。実務では図面の種類が増えるほど修正作業が煩雑になりますが、電匠は一度の変更を関連図面に反映しやすく、手戻りを減らしやすい印象です。

特に助かるのは、材料の拾い出しや積算まで視野に入っている点です。図面を描いた後に数量を数え直す手間が減り、Excelへの見積連携まで含めて作業をまとめられます。設計と事務作業を分断せずに進められるため、間接工数の削減効果を実感しやすいです。

AutoCADやJw_cad、PDFやラスタ図面の入出力にも対応しているので、既存資産を無駄にせず移行できます。電気工事会社や設備寄りの設計業務では、単なる作図ソフトではなく業務全体を効率化する道具として活躍する有料CADです。

【有料】plusCAD 電気α

plusCAD 電気αは、電気工事や設備寄りの設計をこれから本格的に回したい現場で使いやすい電気CADです。実務目線で見ると、操作の多くがマウス中心で完結する点が大きく、CADに慣れていない担当者でも図面作成に入りやすい印象があります。配線図や盤図だけでなく、照度計算まで一通り対応できるので、小規模から中規模の案件ならこれ一本で回せる場面も多いです。

実際の業務で便利なのは、回路設定を行った図面から拾い集計を自動で行い、盤図や容量計算表までまとめて作成できる点です。設計後に数量を拾い直す手間が減り、ミスの出やすい作業をソフト側に任せられます。設計と事務作業の境目がなだらかになるため、作業全体の流れがスムーズになります。

サポート体制が手厚い点も実務では安心材料です。訪問や電話に加え、リモートやLINEでのサポートが用意されているため、現場で詰まったときにすぐ相談できます。導入したものの使いこなせずに放置されるリスクを減らしたい企業には、現実的で扱いやすい有料CADといえます。

【有料】JS楽打L 電気

JS楽打L 電気は、現場寄りの電気工事業務をとにかく早く回したい人に向いた電気CADです。実際に触ってみると、左クリック中心の操作にかなり割り切って作られており、CAD経験がほとんどない人でも迷いにくい設計だと感じます。シンボルを選んで配置し、そのままクリックで配線していく流れは直感的で、図面を描く心理的ハードルが低い点が特長です。

電気シンボルや配線図、盤結線図のひな形が最初から揃っているため、毎回構成を考える必要がありません。電力会社向けの申請書式にも対応しており、設計から申請資料作成までを一つの流れで進められます。作図後に材料を自動で拾い出し、そのまま見積データへ連動できる点は、実務ではかなり効きます。

設計と見積を別作業で行っている現場では、転記ミスや手間が発生しがちですが、JS楽打L 電気はそこをまとめて処理できます。高度なカスタマイズよりも、スピードと分かりやすさを重視したい企業や、現場担当者がそのまま図面と見積を作る体制には相性の良い有料CADです。

まとめ

電気CADソフトは、設計業務の効率や品質を左右する重要なツールです。回路設計やPCB設計を中心に行う場合はEDA系CAD、電気設備や施工図を扱う場合は電気工事向けCADなど、用途によって適したソフトは異なります。無料ソフトは導入しやすく試験的な利用に向いており、有料ソフトは業務全体を見据えた効率化やサポート面で強みがあります。

重要なのは価格や知名度だけで選ぶのではなく、自社の業務内容や体制に合うかを見極めることです。本記事を参考に、自社にとって無理なく使い続けられる電気CADソフトを検討してみてください。